福岡大学女子柔道部・小斎穂奈美選手のインタビュー取材内容をお届け。
今月末に日本武道館で開催される全日本学生柔道体重別選手権大会(インカレ)に対する意気込みなどを伺いました。
インタビューアー:よろしくお願いします。先日の九州大会お疲れさまでした。結構一週間ぐらい経っちゃうと思うんですけど、終わった後の気持ちというか、手応えだったりとか、感覚ってありますか?
小斎さん:去年は優勝できなくて、今年は優勝はもう絶対最低限の最低条件だったのでほっとしてたというか。
インタビューアー:去年は何回戦ぐらいで負けてしまったんですか?
小斎さん:去年は決勝で福大の先輩に負けてしまって。なので今年は優勝する気持ちで。
インタビューアー:すごいもう、この前もちらっとお話しさせてもらったけど、圧巻というか、3人連続1本勝ちでかなりもう敵無し状態だと思ったんですけど。やっぱり福大のチーム生同士というか、仲間同士だと手の内が分かるというか、やりやすかったりするものですか?
小斎さん:もうずっといつも練習してるから、もうお互い全て分かってるんで。
インタビューアー:この技だったらかかりやすそうだなとか?
小斎さん:あぁ、そうです
インタビューアー:やっぱそうなんですね、なるほど。1回戦目の寝技というか決め技でなんかすごい僕もあんまり見たことなかったんですけど、横からこう入るような絞めというか、あれは得意技なんですか?
小斎さん:得意技は絞め技なんで
インタビューアー:すごい、もうすぐタップというか
小斎さん:首が空いたらすぐ絞める、みたいな。
インタビューアー:なるほど、結構得意技みたいな感じなんですね。
小斎さん:あんまり意識してないんですけど。試合で結構絞め技がかかることが多いので。
インタビューアー:絞め技だけに特化して練習とかトレーニングされているという訳ではないんですね?気がついたら得意技になっていたというわけですね。試合を見ていく中でも相手選手と階級同じだと思うんですけど、フィジカルがすごい強いというか、押し引きあってもいいんですけど全然微動だにされてないなって。ウォームアップされてる時も体の方が強いなって思ったんですけど、フィジカルトレーニングってされてるんですか?
小斎さん:えっと、最近はあんまりしてないんですけど、授業がある時とかはウエイトトレーニングとかを練習の前とかにしたりしてます。
インタビューアー:じゃあ自主的に筋トレやってって感じで?ウエイトとかどれくらい上げらるんですか?
小斎さん:本当全然恥ずかしいぐらいなんですけど。言った方がいいんですか、これって。すごいしょぼいんですけど。1年生の時に入った時はベンチが57kgしか上がんなかったんですけど、78.5kgまでちょっと成長した。
インタビューアー:結構増えてますよね、20kgくらい。僕もジム行ってるんですけど、そんな上がるかなっていう、すごいですね、やっぱり。毎日やられてるんですか?
小斎さん:今日は下半身とか日に分けてやってます
インタビューアー:じゃぁトレーニーみたいな感じで?
小斎さん:プロテインとかご飯とかめっちゃ考えてます。
インタビューアー:部員の皆さんそんな感じでやられてるんですか?食事とか。
小斎さん:いやそれは分かんないですけど。多分めっちゃこだわり強いと思うんで私が、めちゃこだわりが強いってよく言われるんで。結構気にしてる方だと思います。
インタビューアー:タンパク質が何gとかそういう感じですか?
小斎さん:体重×2 みたいな。脂質は何g以下にする。
インタビューアー:全部数字で出してやってるんですね。結構じゃぁあれですか、周りのチームメイトからこだわりが強いって言われるんですか?
小斎さん:仲良い子とかからはコンビニとか行った時に成分表をずっと見て買うので気持ち悪いって言われます。
インタビューアー:そのぐらい突きつめるんですね。
小斎さん:スイッチ切れたらめちゃ食べるんですけど
インタビューアー:そうなんですね、チートデーみたいに。試合の時、期間だけガッとやるみたいな?
小斎さん:今年から始めました。
インタビューアー:あぁそうなんですね。それは誰かに言われてとか?
小斎さん:いやあの、毎回長期間の減量ができなくて。で去年とか一昨年の試合は
3日とかで一気に落としたり、当日に軽量の日に2 キロとか落としたりして試合の日バテバテだったので。今年はちゃんとしようと思って
インタビューアー:普段からこうある程度節制して。水抜きとかでしたか?
小斎さん:いっつも水抜きしてます
インタビューアー:めちゃめちゃ辛いですよね。
小斎さん:いやでも長期間我慢するよるよりはそっちの方がいいなと思ったけど、体には良くないと思って。
インタビューアー:だいぶじゃぁそこの水抜きとかも今年から食事制限をするようになって、楽にもなってって感じですか?
小斎さん:はい
インタビューアー:なるほど、ありがとうございます。やっぱり普段の日々の生活から柔道にかけてやられてる感じですか。あれですか、柔道元々始められたのってご家族の影響とか、そういうものがあったんですか?
小斎さん:お父さんとかお爺ちゃんとか、みんなやってて。叔父さんが福大卒業して結構強かったので、その流れで福大に来てみたいな。
インタビューアー:叔父さんの後を追うじゃないですけど
小斎さん:あ、そんな感じです
インタビューアー:じゃぁもう福大に来ることは前から決まってたんですか?
小斎さん:家族の押しが強くて
インタビューアー:はいはいはい、やっぱり環境もいいし
小斎さん:はい、地元が福岡なんで。地元で活躍するのがかっこいいと思ったので
インタビューアー:実際福大来てみて、やっぱり環境良いですか?
小斎さん:めっちゃ良いです。
インタビューアー:福岡の中でもうダントツで実績というか強いですよね
小斎さん:あぁそうですね。
インタビューアー:柔道をやっていく中で幼い頃からやってきて挫折だったりですとか、辞めたいなって思った時期とか無かったですか?
小斎さん:辞めたいと思ったことはないです。全くなくて、柔道しかできないんで。やめたら取り柄がなくなる。
インタビューアー:柔道をじゃぁもう徹底的にやって、という感じですね。試合って負けたり勝ったりすると思うんですけど、負けた時も別にもういいや、とはならなかったってことですか?
小斎さん:なんかその大学1年生の時に高校生の時はある程度結果が残ってで大学に入ったんですけど、全然勝てなくて。練習の環境とか、大学は自分で進んで練習するので、それに慣れてなくて、結構悩んでたんですけど、そんぐらいですね。
インタビューアー:そこは練習の環境・仕方を自分からどんどん積極的に変えていったということですか?
小斎さん:そのウエイトとかも高校でしたことなかったので、そういうのを考えてやってみたりとかして。
インタビューアー:なるほど、それでじゃぁ徐々に結果も伴うようになってきて
小斎さん:今まだ結果は出てないんですけど、前よりはちょっと成長できたかなって。
インタビューアー:今の直近のその目標というか、来月末も全国ありますけど、そこに向けて目標と言うか優勝目指してとかあったりするんですか?
小斎さん:来月の試合は優勝しか考えてなくて。高校生の時に全部全国大会2位でいつも決勝で負けてて、個人で日本一になったことがないので。大学3年で日本一なりたいなと思います。
インタビューアー:優勝しかないっていう、期待しています、本当に。
小斎さん:ありがとうございます
インタビューアー:そしたら一旦、柔道話聞かせていただいたんで、柔道以外の所もパーソナル的な部分も聞かせていただけたらと。柔道以外の時ってなんかこうて息抜きとか、リフレッシュすることとかなんかあったりするんですか?
小斎さん:遊びに行くとかですね。友達と遊び行ったり、カフェ巡りとかめっちゃ好きなんですよ。
インタビューアー:へぇー良いですね
小斎さん:結構女子です。
インタビューアー:甘いものとかも好きですか?
小斎さん:クッキーが好きで、柔らかい。なんかアメリカのクッキーみたいな柔らかいしっとり系の。
インタビューアー:じゃぁそれをカフェ巡って食べにいったり
小斎さん:友達と可愛い写真撮ったり。調べて行って。
インタビューアー:めっちゃもう、THE女子大生ですね
小斎さん:めっちゃくちゃ女子ですね。
インタビューアー:へーすごい、じゃぁ結構オン・オフのオフの時は本当にもう全く柔道から離れて。
小斎さん:離れてます。
インタビューアー:福岡、天神とかのカフェですか?
小斎さん:天神とかです。
インタビューアー:僕も結構カフェ好きなんです、会ってるかもしれないですね本当にもうリフレッシュというかそういう時は、カフェ行ってとか休みの日とかもかも
小斎さん:寝たりとかです
インタビューアー:寝るの結構好きですか?
小斎さん:めっちゃ好きです
インタビューアー:一日何分くらい?
小斎さん:練習の日とかは寝るの遅いんでそんな寝れないんですけど、休みの日はもう夕方ぐらいまで寝てますね。10時間以上は寝ます。
インタビューアー:ひたすら寝れるって感じですか?
小斎さん:寝て、ちょっと携帯いじって、寝てみたいな。
インタビューアー:なるほど、もう日々の疲れを取り返すみたいな。普通の練習の時とかは、あんまり寝れないですか?
小斎さん:いや、そのお風呂が好きで。それが長すぎて寝る時間が遅くなるんです。2時間ぐらいは入ります。
インタビューアー:まじですか、それはなんかこう柔道的に?
小斎さん:あ、それもあります
インタビューアー:やっぱりそうなんですね。代謝を良くするみたいな感じですか?
小斎さん:食べてその塩を風呂に入れて、汗かいてむくみ取って寝る。
インタビューアー:そうなんですね。2時間は確かにすごいですね。あーそれで結構寝る時間も遅くなるって。
小斎さん:お風呂第一なんで。
インタビューアー:お風呂も好きなんですか?
小斎さん:好きですね。
インタビューアー:携帯も触ったりするんですか?
小斎さん:もう携帯ないとお風呂入れないです。
インタビューアー:2時間じっとしてるのもしんどいですもんね。のぼせたりしないんですか?2時間いて。
小斎さん:抜けて、あの分かりますか?ちょっと入って、キツくなったら出て、の繰り返しです。
インタビューアー:あぁじゃぁもう水抜きの時の。
小斎さん:あぁそう、いつもそんな。
インタビューアー:もう熱くていいや、とかならないんですか?
小斎さん:ならないんです。もう携帯いじるならお風呂でいじる、みたいな。
インタビューアー:みんなそんな感じなんですか?
小斎さん:いや、知らないです。私実家なんでお風呂入るんですけど、みんな一人暮らしだからあんまお湯浸かんない。
インタビューアー:確かに一人暮らしだとあんま浸かんないイメージありますね。
小斎さん:実家の特権ですね。
インタビューアー:食事とかも結構親御さんというかお母さんにこれ作ってとか言うんですか?
小斎さん:いつも食べたい物を送ったりとか、試合の2週間前とかからはもう自分で別々でご飯食べて私の食べたい、試合に向けて体重落とすために考えて食事しています。
インタビューアー:自分で作ったりするんですか?
小斎さん:めっちゃします。
インタビューアー:そうなんですね。じゃぁもう家族とは別メニューみたいな感で。自分の栄養用みたいな感じで。でもハマってることはカフェ巡りって感じですか?
小斎さん:えーーそうですね。
インタビューアー:ずっと好きって感じなんですかね
小斎さん:そうです
インタビューアー:じゃぁ来月も試合終わったらまた遊びに
小斎さん:もちろん行きます!
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気さくにインタビューに応じてくれた福岡大学女子柔道部の小斎穂奈美選手。
彼女のこれからの活躍から益々目が離せません。
取材場所:福岡大学柔道場
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